韓国では、冠婚葬祭やお祝いなど特別な日には韓服を着用する風習があります。ウェディングドレスのイメージが強い結婚式においても、チマチョゴリなどの民族衣装が活躍します。近年では、儀式が執り行われる光景はなかなか見られなくなってしまいましたが、韓服はしっかりと受け継がれ様々なシーンで着用されています。そんな韓服を、レンタルで気軽に楽しんでみませんか。伝統衣装の奥深さを感じることができます。

日本では、結婚式を挙げる前に結納を行うのが一般的です。韓国でもそれと同じような儀式として、「ハムドゥリ」があります。新郎の家から新婦の家へ贈り物をする風習で「ハム」という箱に入った婚書・采緞・婚需が用意されます。新郎の友人が担ぎ手となりますが、いかに時間をかけて運ぶかという作戦のもと行われます。一方、新婦側の家ではいかに早く運んでもらうかという作戦をたて、食事やお酒を振る舞いながら家へと招くという儀式になります。

韓国では「ベベク」という伝統的な婚礼儀式があります。この儀式は結婚式の後に家族だけで行うもので、新郎新婦ともに民族衣装であるチマチョゴリを着用します。ベベクでは、両親から栗とナツメを投げてもらうというユニークな儀式が行われます。この儀式には、「子宝に恵まれますように」という思いが込められています。また、結婚式の日は新郎新婦ともに新婦の家へ行き、二人のために特別に飾られた部屋で過ごします。

結婚式の三日後には、新郎の家に足を運びます。その際、新郎は小型種の駄馬であるゾランマルに跨がり、新婦は籠に乗り新郎の下人たちに担がれて移動します。その際にも伝統的な韓服を着用します。新郎の家に到着すると、父母に新婦の紹介を行います。

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